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樽床氏「親小沢、反小沢の2極化は考えない」(産経新聞)

 民主党の樽床(たるとこ)伸二衆院環境委員長(50)は3日、民主党本部で代表選出馬会見を行った。

 【小沢氏との距離】

 −−民主党の小沢一郎幹事長との政治的な距離感、政治的なおつきあいはいかばかりのものか。昨年の総選挙の際のマニフェスト(政権公約)で訂正すべき、修正すべき部分はあるか

 「まず、最初の質問でありますが、小沢幹事長の存在感が大きいということもあるのかも分かりませんが、何かにつけて小沢幹事長との距離がどうのこうのと。すべて親小沢、反小沢の2極に分けると、こういう考え方には私は立っておりません。ですから、そういうことを乗り越えなければならないというのが私の考え方でありまして、どういうグループにおられようとも、すべて民主党の仲間でありますから、この、どんな仲間とも思いを一つにしてやっていきたいというのが私の基本的な考え方であります」

 【マニフェスト】

 「それから、マニフェストについて修正すべき点ということがありますが、ご存じのように、もう参議院選挙が間近に迫っておりまして、当初から今回の代表、総理、そして幹事長辞任というのはわれわれ想定をしていない前提で物事を進めてまいりました。よってわが党の多くの方々の中で、参議院選挙に向けてのマニフェストがほぼ完成されているというふうに聞いておりますので、私はこの9月にですね、もう一度正規の代表選挙がありますから、これは国民のみなさん方の投票によって決めていく正規の代表選挙でありますから、本格的なマニフェストの変更の問題につきましては、その場で議論をすべき問題であろうというふうに考えております」

 −−現時点で結構だが、ご自身が訂正すべきだと考えているところはあるか

 「今のところ、いろいろ、えっと、この参議院選挙のものがでてきていますので、それについて、私は基本的にそれを9月の段階までは、それをそのまま受け継いでいくのが、このときに代表に就任する者の1つの道ではないかというふうに考えております。正規の代表選挙の折にはそういう議論をしていくべきであろうというふうに考えております」

 【記者会見開放、官房機密費公開】

 −−鳩山内閣は記者会見のオープン化、官房機密費の公開という形で官邸機能も含めた情報公開を公約として打ち出したが、結果として達成されなかった。樽床氏が仮に政権をとって、官邸に入った場合はどうするのか

 「官邸機能、情報のオープン化ということは私は大事なことだというふうに思っております。可能な限りの情報の公開はしていくべきだろうというふうに思っております。機密費の問題につきましては、まだ私は正直言って今の段階で、見たこともございませんので、今この段階ではっきりとした意見を申し上げる状況には、今のところはないというふうに申し上げさせて、正直に申し上げさせていただきたいと思います」

 −−官邸の記者会見、機密費も官房長官の問題になる。官房長官に指示も含めてどうするか方針だけでも示せないか

 「まあ人事の問題はすべて今、白紙の話でありますから、人事の話は今、白紙だということで、どう指示するかというのもですね、まず官邸の、それが頼りないと思われるかも分かりませんが、官邸の記者会見のあり方というのは私、経験したことがございませんので、その段階で見たこともない、自分が経験していないことについて、ああだこうだと、学者であればですね、いろいろ聞いたことでいろいろご判断してもいいんでしょうけれども、やはり政治ですから、ちゃんと自分で納得できる形の情報をしっかりいただいて、それから考えていきたいというふうに思っております」

 【マニフェスト】

 −−マニフェストについて、9月以降、正規の代表選の折には改めて見直しも含めた議論が必要だという発言があったが、衆院選を経なくても9月の代表選でマニフェストを変えることが政治のあり方としてありなのか。民主党は野党時代、首のすげ替えを批判して首相が代わるのなら選挙をしろと言っていたが、首相になられた場合の衆院解散のタイミングについてどのように考えるか

 「はい。1点目がマニフェストでしたね。マニフェストについては基本的には衆議院選挙で約束したことは次の衆議院選挙まで基本を変えるべきではないというふうに思っております。ただ、たとえば、今回のマニフェストでですね、昨年の政権後退をさせていただいたときのマニフェストの前提は、税収が45兆円ぐらいをですね、前提にして作られた工程表でありました。実はそういう予算であったからでありますが、その後ですね、それが大きく減るということが明らかになったのが年末以降ということになります。大体、入ってくる者がそれだけ大きく減ったということはですね、そこで、その工程表のタイムスケジュールをどうするかということも踏まえて、当然考えなければ行けなかったんだろうというふうに思っておりまして、そういう形の見直しというのはあり得るだろうというふうには思っております。基本的精神は変えることは望ましいとは思っておりませんが、現実の中でのあり方というのは柔軟に考えるところも必要かというふうに思っております」

 【衆院解散】

 「それから、もう1点、えーっと」

 −−解散

 「解散の時期については先ほど申し上げましたように、社会保障、年金、医療、介護の制度のあり方、これを国民のみなさま方に問える状況をわれわれが案を作った段階とうのが1つの考え方ではないのかなというふうに思っております」

 【社民党】

 −−連立政権から離脱した社民党は、参院選での選挙協力の条件として、新政権が昨年の3政策合意を尊重するかどうか見極めるという態度だ。社民党に対してどのように対応していくべきだと考えるか

 「当然、もう一度、連立の協議をお願いするということになっていくと思っております。ただ、そこで折り合うか、折り合わないかというのはですね、その段階できちっと、選挙がどうのこうのということも大事でありますが、政策的にきちっと一致をするかどうかということも非常に大きなポイントではないかというふうに思っております」

 【出馬決断時期】

 −−失礼を承知で質問させていただく。今までの記者の質問で、マニフェストの修正点はどこか、官邸の記者会見のオープン化をどうするか。これは極めて国民の関心や利害にかかわる問題で、そこを全然具体的に答えていない。正直言って全然煮詰まっていなくてよくぞ出馬したなという感じがする。正直言ってあきれている

 「はい」

 −−出馬を思いついたのはいつか。その真意はどこにあるのか

 「まあ、あのー、まだまだ、準備ができていないというおしかりをいただいたというふうに思っておりますが、ご批判は真摯(しんし)に受け止めなければならないというふうに思っております。私どもは当初からですね、この段階で総理が辞め、幹事長が辞められるということを想定をして、これまで国会活動をしてきたわけではございません。ですから、昨日の状況を受けて、これから前に向かって進んでいくと。こういう状況において、私もいろいろ考えたわけではありますが、昨晩、深夜においてですね、私のこれまで一緒に活動してきた方々とお話をして、不肖私でお役に立てばということで決断をしたというのが正直なところであります」

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by pnv5llxvbn | 2010-06-07 14:24


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